橋元淳一郎の月例報告三回目、2000年6月分
 
●5月19日 IBMユーザー・シンポジウムにて講演(神戸ポートピア・ホテル)。
演題は「人類の長い午後」、聴衆は300人くらい。前日の小松左京さんの講演
は都合で聞けず。
●5月19日 東進ハイスクール『橋元の物理をはじめからていねいに』、
売れ行き好調と編集者よりの電話。続編を書くことになりそうだ。
●5月21日 読売新聞読書欄で『われ思うゆえに思考実験あり』の書評。
評者は東大の野矢茂樹氏。哲学者に面白がってもらえたというのが嬉しいですね。
●5月26日 SFマガジン7月号連載『プラトンの洞窟(19)デカルトと神』。
同誌で森山和道氏が『われ思うゆえに思考実験あり』の書評。
●5月26−27日 東進衛星予備校の収録で東京出張。東京駅地下街の酒屋で
コニャックを買って帰るのがこのところのパターン。帰りの新幹線で同じ列のA席に
いたのは間違いなく椎名誠だ。
●5月31日 『短篇ベストコレクション 現代の小説2000』(徳間書店)刊行。昨
年、「オール読み物」「小説新潮」「小説すばる」などに掲載された短編小説から
24編を選んだアンソロジー。ぼく以外の23名は、いずれも直木賞など文学賞受
賞作家ばかり。評者によれば拙作「エルティブーラの黙示録」は、21世紀末の小
説とあるから、ま、文学賞など関係ないか。
●6月9日 ふた月近く続いた鼻炎(鼻炎であって断じて花粉症ではない)がよう
やく治まりはじめる。しかし、学研編集者からの悲鳴にも似た催促で心穏やかな
らず。携帯には早川からのじんわりとした催促。物書きは本当にしんどい。
橋元淳一郎(2000年6月19日記)
橋元淳一郎オンラインファンクラブ掲示板はこちらから




ご意見、ご感想の送り先: destoroy@sasabe.com