橋元淳一郎の月例報告40回目、2003年9月分 
  9月も前月に引き続き、『橋元式問題集』の執筆に追われ続けました。しかし、予定の2ケ月遅れながら、何とか脱稿。一息付く間もないのですが、これからは面白い原稿が続くので、しんどいながらもちょっと楽しみです。
●9月1日(月)
 原稿に追われ、雑用に追われているうちに、早や9月である。
 『橋元式問題集1』の校正、量子力学の構想など。
●9月2日(火)
 神戸市のシルバー人材センターが、早朝より植木の剪定に来。ちょっとお役所的な雰囲気があるが、結構手際良く作業をしてくれる。
 『橋元式問題集1』まえがき原稿。
 『問題集2』、ようやく第1講を脱稿、全体の18分の1である。
●9月3日(水)
 『問題集2』第2講脱稿。
 ファインマン『量子力学』を読む。
 執筆に疲れて、飲みはじめて深夜まで。自己嫌悪。
●9月4日(木)
 炎天下、『問題集1』の校正を送るついでに散歩。阪神御影まで足を伸ばす。「よってって」は完全に店じまいしていた。
●9月5日(金)
 『問題集2』執筆。
 ファインマン『量子力学』
 昼は連れ合いと久しぶりに「みかげ館」。
●9月6日(土)
 門前の犬の糞の始末。監視カメラを付けて、訴えてやろうかと思う。兵庫県条例では、10万円以下の罰金である。その他、雑用で半日つぶれる。
 『橋元式問題集2』、第3講脱稿。
●9月7日(日)
 Salon Dionysus で連れ合いのコンサート。関係者ら10名ほど。終了後、ティー・パーティー。とはいえ、ぼくはビールとワインだが。
●9月8日(月)
 玄関の壁にムカデが出現。業者に電話。
 SFマガジン連載『プラトンの洞窟』、一気に仕上げて送付。
●9月9日(火)
 さっそくムカデ業者来。前回は西側の谷との境界に薬剤を撒いたのだが、今回の攻撃は北側の植え込みが拠点と判明。枯れ葉の中から、でっかいのが5匹、断末魔の叫びを上げて出てきた。これで今年は大丈夫と業者は言うが、どんなものだろう。
 『橋元式問題集2』、第4講脱稿。
●9月10日(水)
 東進衛星予備校の収録準備に入る。
 教授会のため出校。やれやれ。
●9月11日(木)
 面倒な雑用で半日つぶれる。
 内分泌外科連載『サイエンス・コラージュ』、一気に仕上げて送付。
 東進衛星予備校の準備。
●9月12日(金)
 いつもの「のぞみ」で上京。収録前から疲れて、車中では読書をする気もなし。
 収録2コマ。その後、「東進タイムズ」のインタビュー、来年度のスカイパーフェクトの担当者と打ち合わせなど。
 夕食は、久しぶりに「三瓢」で天ぷらうどん。関東味ながら、これが美味いんだなぁ。
 吉祥寺第一ホテルで、酒も飲まずに早々と就寝。
●9月13日(土)
 ホテルの朝食のバイキング、隣席は20代前半らしき女の子の二人連れ。育ちが悪そうにも見えなかったのだが、朝食を終えて席を立った後を見て唖然。二人共、皿に山盛りのおかずを残したままである。おまけに、部屋のキーをテーブルに忘れたままである。日本も終わりだ。
 昨日に引き続き2コマ収録。
 東京駅で、本を物色に大丸に入ったら、なんと六甲おろしが鳴り響いているではないか。ここは東京だぞ、と叫びたくなった。そもそも、大丸は阪神百貨店ではないし、阪神の優勝もまだ決定していないのである。節操のないこと甚だしい。
●9月14日(日)
 『橋元式問題集2』第6講、脱稿。3分の1までこぎつける。しこしこやるしかない。
 夜、ボーム『量子論』
●9月15日(月)
 『問題集2』第7講、脱稿。
 量子力学の構想。
 阪神が優勝した。道頓堀のひっかけ橋に何千人というあほな群衆が群がっている。橋が崩落するのではないかと心配になった。そもそも、阪神の本拠地は西宮である。ミナミがなんで騒ぐのか。ミナミは南海ホークスを応援していればいいのだ。
●9月16日(火)
 早朝からゴミを出し、歩いてJR住吉駅まで。満員電車で出校。後期の授業が始まった。やれやれである。
 夕方、這うように家に辿りつく。執筆をする気力もなし。ビール、ワイン。
●9月17日(水)
 今日も電車通勤。教授会という世界でもっとも効率の悪い会議に、なすすべもなく身をさらす。会議をわずかでも早く終わらせる唯一の可能な手段は、発言しないことである。
●9月18日(木)
 今日は車で出校。
 帰宅後、『橋元式問題集2』、第8講脱稿。
●9月19日(金)
 面倒な雑用に明け暮れる。
●9月20日(土)
 家族で車で友人宅へ。工夫を凝らした新居、美味しい料理、気配りの行き届いたもてなし。久々に心楽しい一時であった。
●9月21日(日)
 『問題集2』第10講まで脱稿。
●9月22日(月)
 午前中、出校。
 帰宅後、深夜まで『問題集2』
●9月23日(火)
 終日『問題集2』、一気に第14講まで脱稿。
●9月24日(水)
 雑用処理のため京都へ。
●9月25日(木)
 「人名録の件で」という猫なで声の電話。即切る。
 車で出校。
 帰宅後、『問題集2』、第16講まで脱稿。
●9月26日(金)
 朝、車で芦屋の海岸付近を走りながら、ここに津波が来ると怖いことだなぁとふいに思ったのだが、夕刊を見て吃驚。北海道沖でマグニチュード8.0の地震。大阪湾の津波対策はどの程度出来ているのだろうか。
 『橋元式問題集2』第18講、ついにすべて脱稿! 長かった。この2冊で今年の夏は、完全につぶれてしまった。これで当分の間、学参執筆は一服である。
 夕食は、六甲アイランド「庵」。いつもの個室でゆっくり飲む。
●9月27日(土)
 さっそく『問題集2』の校正がはじまる。
 『橋元式問題集1』が出来上がり、届く。予想以上に厚い。時間がかかったのもあたりまえだ。しかし、見やすくていい感じがする。売れてくれるといいのだが。
 東進衛星予備校、冬期講習のテキスト執筆。
 量子力学の構想も練る。いよいよ本格的に取り掛かれそうである。
●9月28日(日)
 午前中、東進テキスト執筆。
 午後から、家族で六甲山ガーデンテラスへ。4月にオープンした施設だが、今日がはじめて。大したものではないが、空気がよく、見晴らしがよく、気分転換になる。
●9月29日(月)
 電車通勤。
 帰路、西梅田ジュンク堂立ち寄り。『橋元式問題集1』がさっそく『大原則』の隣りの平場に。物理の棚には『電磁気学ノート』が平に。早川文庫では、『カメレオン』と並んで『シュレディンガー』も平に。ジュンク堂の自然科学担当店員さん、大好き。三宮ジュンク堂も大好き。東京駅大丸三省堂、吉祥寺パルコ地下、上六近鉄百貨店旭屋、南港ポートタウンの個人書店、などは嫌い。その他は立ち寄っていないので分からない。
●9月30日(火)
 早朝からごみ出し、電車通勤。歩きと電車の通勤が多くなったので、スーパーで840円のナップサックを購入。両手を空けてスニーカーという通勤スタイルに変更。煩わしいネクタイは、もうとっくに捨てている(テレビの収録と入学試験のときだけは、仕方ないのだが)。
 かくして9月も終わってしまった。10月からは、本格的に量子力学に取り掛かろう。
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